● 白峰という村

白峰で聞いた話。

白峰はちょっと特殊な山間集落らしい。

下手の旧吉野谷村や鳥越村は豊かな田園が広がる。最近はそうでもなさそうだが、基本的に食べ物を購入しなくても生きていける地域である。

白峰村の風景 今年の雪は多い
白峰村の風景 今年の雪は多い


ところが白峰は、耕作できる土地が絶対的に少ない。
山の恵みは豊富ではあるが、それだけでは人の生きるカロリーは満たせないであろう。
白峰では食べ物は買ってくるものだということである。

白峰は何をして生きてきたのか?
白峰は商売の町。商工会加入者数は、全世帯数の10%、山村としては非常に高い数値である。
旧吉野谷村や鳥越村の人に比べて、白峰の人はあか抜けて、小金持ちが多い、つまり贅沢だと言う。
そして白峰の商売を直接的・間接的に支えてきたのが、白山の土木工事である。

本当に昔はそんなことはなかったと思うが、今更焼き畑のヒエだけ食っていくというのは無理な話。
半世紀以上土木工事に依存してきた白峰の生活を変えるのは容易ではないであろう。
白山の砂防工事を考え、軌道修正していくということは、白峰の暮らしを考えることでもあると思う。

● 温暖化と災害

2004年9月26日
今年の台風は、あちこちで災害を引き起こしました。また、米国でもハリケーンによって、大きな被害を受けました。
これらの災害と温暖化の関係は、国連レベルでも認知されていることが、北國新聞で報道されました。

きりぬき PDFファイル

● ゴミは資源 燃やすな -香川県勝浦郡上勝町などのとりくみ-

日経産業新聞に、香川県勝浦郡上勝町のゴミ処理の話などがありました。
過疎地ならではの小回りの利いた取り組みとも言えますが、大都市でも応用が利くはず。
白山山麓もこうなったら。。。
きりぬき PDFファイル

● 公共事業もチャックもチェックが必要だ -2000億円のトンネル-

2004年4月2日 熊野盛夫

白山にトンネルをぶち抜く計画がある。加賀の一部が30分ほど岐阜に抜けるのが速くなるために・・・ほかの誰でもない、僕たちひとりひとりが命を削って収める税金を使って。国家も地方公共団体も大赤字の、このご時世に。

昨夜、白山の自然を考える会のミーティングに参加してきた。活発に意見を述べるメンバー、すべての人はこよなく山を愛している。希望はここにある。何よりもそんな確信が心の中から湧き出てきた。何を愛しているのか、明確に見えている人には、迷いやためらいはない。本当の強さがある。

小学校のとき、従弟のおじさん一家と夏休みに白山登山した経験がある。一泊してドキドキしながら登った。数日後、山で撮った写真を見せてもらった。ニコニコ笑う僕のチャックは全開だった。
公共事業もチャックもチェックが必要だ。

● 白山の気象について

冬の気象に左右される植生

白山を歩いていて、「なぜハイマツ林はここにあり、なぜお花畑がここに発達し、なぜ見事なブナ林がここにあるのか」と考えたことはないだろうか。こうした植生の分布は偶然のものではなく、標高・地形に加えて、冬の季節風と積雪の影響を受け、ちゃんと理由があって発達したものなのだ。
白山の石川県側は日本海に面している。冬には北西の季節風が日本海を吹き渡り、対馬暖流から大量の水蒸気を供給され日本に上陸する。この北西風が石川県側の斜面に直接ぶつかるので、そこで厚い雲が発達して山頂から山麓までは豪雪地帯となっており、湿った重い雪が降る。
大まかな植生の分布は他の山と同じように標高に左右され、白山の場合は大体標高2,300m以上が高山帯、1,600~2,300mが亜高山帯、400~1,600mが山地帯と言われている。標高の高いところは一般に風が強く、地形によって風当たりの強いところと弱いところがある。強いところでは雪が吹き飛ばされるので積雪量は少なくなり、弱いところではその雪が吹き溜りになるので積雪量は多くなる。風の影響は高山帯で最も強く現れ、亜高山帯・山地帯と標高が下がるにつれて影響は弱くなる。
以上のポイントを押さえた上で、次に高山帯・亜高山帯・山地帯ごとに、地形・積雪・風と植生の関係を見てみよう。


続きを読む "白山の気象について"