白峰で聞いた話。
白峰はちょっと特殊な山間集落らしい。
下手の旧吉野谷村や鳥越村は豊かな田園が広がる。最近はそうでもなさそうだが、基本的に食べ物を購入しなくても生きていける地域である。

白峰村の風景 今年の雪は多い
ところが白峰は、耕作できる土地が絶対的に少ない。
山の恵みは豊富ではあるが、それだけでは人の生きるカロリーは満たせないであろう。
白峰では食べ物は買ってくるものだということである。
白峰は何をして生きてきたのか?
白峰は商売の町。商工会加入者数は、全世帯数の10%、山村としては非常に高い数値である。
旧吉野谷村や鳥越村の人に比べて、白峰の人はあか抜けて、小金持ちが多い、つまり贅沢だと言う。
そして白峰の商売を直接的・間接的に支えてきたのが、白山の土木工事である。
本当に昔はそんなことはなかったと思うが、今更焼き畑のヒエだけ食っていくというのは無理な話。
半世紀以上土木工事に依存してきた白峰の生活を変えるのは容易ではないであろう。
白山の砂防工事を考え、軌道修正していくということは、白峰の暮らしを考えることでもあると思う。