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●会報しらやまNo78 2008年5月発行

水ぬるむ

水ぬるむ
この写真は、白山市河原山町で5月上旬、代かきがほぼ終わった田んぼを撮影したものです。
背後の高倉山の上部には、残雪が見えますし、さらに奥の白山山頂部は雪の世界です。この水はその白山の雪とつながっているわけです。
田んぼに流れ込む水は雪解けの冷たさで、土は冬の寒さで冷え切っていますが、張った水と土の上部は陽光で暖まり田植えができるようになります。
最近の農業は機械化が進んでいますが、田植えの時は都会に出た若い衆も帰省して、3世代、時には4世代の家族総出で取り組む風景を目にすることができます。
冬が終り陽光の下で新しい作付けをするこの季節は、1年の間で農村が最も活気づく時だと思います。
写真・文 木村芳文(写真家・当会事務局員)



目次
よろしくお願いします
初めての“かんじき”
第19回総会報告
日本の自然保護活動について
白山の未来を語る(第2回) 「白山麓に思う」
私たちは白山トンネルに反対します その4
山歩き
環境について考える(18)期待高まる日中の環境教育協力(オリンピック直前の北京に行ってきましたが‥‥)
事務局短信
でかけてみませんか



よろしくお願いします

事務局長 深田和人

今年度より事務局長に就任いたしました深田です。本会事務局長という大役に、身が引き締まると同時に逃げ出したい思いですが、そうは言っておりません。難問山積みの現状ですが、会員皆さんのご協力の下、全力で頑張りたいと思います。
最初に白山に登ったのは30年近く前の学生時代。7月下旬の一番暑い頃、汗だくになりながら甚の助に到着。吹く風の涼しさに感動したことを今でも覚えています。同時に、南竜へ行く途中の眼下に工事中のクレーンが見えたことも。
現在ほど環境が注目される時代はありません。逆に(であるがこそ)、行政の環境保護に対する旧態依然とした状況が目につきます。白山はどうあるべきか、微力ながら考えて生きたいと思います。よろしくお願いします。




初めての“かんじき”

会員 三ッ田陽子

初めての かんじき

2月3日(日) “かんじき”を履いて、高尾山に登る会に誘われて参加しました。まず履き方歩き方(ちょっと内股ぎみに)の御指導を頂き、雪のちらつく中、湯湧の江戸村駐車場を午前8時過ぎに出発、なれない足取りで林道を歩きました。
ほどなく雪面に点々と小さなウサギの足跡、次に少し大きく引きずったイノシシ? カモシカ? タラノメを食べた跡もあります。いろいろ楽しみながら40分程で登山口に着き、一休みです。
雪の量もぐんと深くなり急勾配になりました。これからが、“かんじき”の威力発揮です。深い雪の上も、急な坂も、平気で登れるすばらしい道具です。
しばらくすると静かで神秘的な風景が目の前に現れました。木々は葉を落とし木の姿そのままを現してしっかりと立っています。小さな枝にはもう花芽をつけて春を待っている、植物の生命の強さを痛感しました。
上空には“クマタカ”が1羽舞っていました。休みを入れながら3時間近くたって頂上近くで昼食となりました。だんだんと雪も風も強くなってきたので、頂上へ登るのは次の機会にして、下山する事になりました。
“かんじき”にもなれ足取りも軽やかに登りの半分の時間で出発場所に到着、解散式の後、帰路につきました。初めてのかんじきの山歩き本当に楽しい新しいことの発見の1日でした。




第19回総会報告

事務局長 深田和人
3月9日(日)、第19回総会が石川県生涯学習センターで開催され、昨年度の活動報告・決算報告、今年度の活動方針・予算案について了承されました。今年度の活動方針の主なものについて説明致します。

(1)白山トンネル
昨年度は、諸般の事情により、国交省本庁には訪問せず、要望書の送付にとどめました。国交省は、建設の主体は県にあり、県が決定すれば、支援を行うとしています。公共事業の減少、全国の道路建設の優先度等から、実現は容易ではないように思われますが、予断は許しません。今年度は国交省を訪問する予定です。県との交渉にも力を入れて生きたいと思います。

(2)県道白山公園線全線マイカー規制
現在一ノ瀬‐別当出合間で登山期間中のマイカー通行が規制されています。これを白峰からの全線に拡大することを提案します。地元の方々やバス会社等関係者の意見を聞く機会を設け、具体的方策を練って生きたいと思います。

(3)チブリ登山道維持管理
今年度も県からの委託を受けることにしたいと思います。一番の問題は、参加者の増加です。責任者をはじめ担当者の負担は相当なものがあります。これを軽減するためにも、お手伝いいただく方を増やしていく必要があります。会員の皆さんのご協力がぜひ必要です。写真を撮るだけでも結構です。よろしくお願い致します。

(4)各種行事
雨で流れたものもありましたが、各回とも10名ほどの参加者がありました。今年も恒例行事は継続して行います。行事は、会と会員皆様とをつなぐ重要な場です。初めての方が参加しやすくする雰囲気をつくっていきたいと思います。新入会員増加の場としての行事も大切な要因です。

(5)会報及びホームページ
会報の内容は広く深く、読み応えがあると思っています。ただ、執筆者が固定されている観があります。会報は、私たち運営委員と皆さんとを結ぶ重要な架け橋と考えています。多くの会員の生の声が聞こえるようにするにはどうすればよいか、皆様のお知恵をお願いします。

(6)設立20周年に向けて
いよいよ来年に迫りました。早急に具体的に動かなければなりません。いいアイディアがありましたら、ご意見お願いします。

(7)その他
毎年の懸案であるトラストについて、具体的に動いていきたいと思います。
光ファイバーの室堂までの延伸が持ちかがっています。交渉を続けなければなりません。
中山地や森林環境税も問題についても引き続き取り組んでいきます。


会員の皆さんと共に歩む会活動を進めていきたいと思います。今年度もどうかよろしくお願い致します。




日本の自然保護活動について

財団法人日本自然保護協会 茅野恒秀

総会後、財団法人日本自然保護協会保護プロジェクト部副部長 茅野恒秀氏による記念講演が行われました。多くのスライドを用い、多岐にわたる非常に興味深い内容でした。以下、スライドをもとに、一部を紹介します。

日本の自然保護活動について

白神山地のブナ原生林を守れたのは
・科学の力を動員できた(ランドサット、クマゲラ生態調査など)
・市民・住民の力を動員できた(シンポジウム、全国一斉ブナの森観察会、保安解除への異議意見書など)
・メディアの力を動員できた(新聞広告など)
・国際的な力を動員できた(国際森林年、ユネスコMAB計画など)
・行政に従来と異質な課題をインプットした(ふさわしくない場所では林業をあきらめる‐保護区化‐という選択肢)
・自然をまとまりとして残すことが「公益」につながるという価値を提起(政策価値の転換を促す)
重要なのは、開発が止まったことではなく、価値観が変わったこと

赤谷プロジェクト(生物多様性保存に向けた国有林の共同管理)
(赤谷プロジェクトとは、利根川水系赤谷川で進められている、治山ダム撤去をはじめとする自然再生計画です。)
・赤谷プロジェクト地域協議会(地域住民で組織)、日本自然保護(地域の自然の調査を継続)、林野庁関東森林管理(地域の国有林を管理)

赤谷プロジェクトを成立させる構造
・地域の総意(地域住民の意見集約機能をもつ「地域協議会」)
・科学的データに基づく修復手法研究(「モニタリング会議」と調査研究)
・土地管理者の参画(諸制度のプロジェクト対応整備)

自然保護の活動スタイルの変化
1970年代~ 無反省な開発に対する「抵抗の時代」
1980年代~ 環境問題解決に向けた施策を「提案・協議」する時代
2000年初頭~ 社会のあらゆる主体を巻き込み、問題解決策の中心を担う「協働」の時代

これからの自然保護に
・自然保護から生物多様性、持続可能性へ 地域の自然保護を総合的に保全し、持続的に活用することが目標。
・協働の要請 地域市民と自然科学と政策が「目標を一致させよう」とともに考え、具体的方法を発案する必要。
・地域市民が主役足りうること 基本は、地域市民の地域自然へのこだわりや愛着
・自然保護運動の役割 持続的地域社会づくりのための課題設定


白山の未来を語る(第2回) 「白山麓に思う」    

「自然派マガジン山女」編集長 石原ちひろ

私どもが発行している『自然派マガジン山女』は、今年で足掛け13年目に入ります。発行当時は五村が『おらが村が一番』ということで小さな村が都会に真似た施設をどんどん建て、立派なパンフレットを作っていた時代です。イベントも一発花火のようなもので、イベント開催時は人が来るがその後は続かないという状態でした。
そんな時ふと思ったことが、各村が独自に誘客に力を入れるのではなく白山麓一帯で考えるべきではないか(まちから来る人は河内村も鳥越村も区切りがわからないのだから)…、この豊かな自然とそこに住む人々、特に伝統を受け継いでいるお年寄りにスポットをあてた雑誌を創ってみてはどうか…ということです。そうして生まれたのが、白山麓の魅力を発信する雑誌『自然派マガジン山女』でした。

私はこの白山の恩恵を受けて育った人間です。小さい頃谷川で、ゴリをつかまえたり、流れの早い手取川で泳ぎを覚えたり、冬には腰まである雪の原を駆け回った思い出をもっています。あの時代の光景をもう一度取り戻すことは簡単ではないと思いますが、まず、今も素晴しい自然が残っている白山麓の魅力に気づき、この村を誇りに思い、愛おしく感じられれば不可能なことではないと思います。

昨今、白山麓の魅力が見直され、渓谷をめぐるウォーキングや史蹟めぐりなどが行なわれています。派手さはないけれど地元の言葉でガイドしてくれる人情深いこのような催しものが私は大好きです。負のイメージだった雪をうまく利用した雪だるままつりも、ロウソク一本で誘客でき、地元の人が一番に楽しんでいます。そしてまちの商売業者を入れないで、白峰の郷土料理をふるまったり、その日にしか味わえないおじいさん、おばあさんの手づくりの料理が食べられるなど、誰からも愛される祭りへと成長しました。
今年河内地区でも雪像まつりが行なわれましたが、雪像作りに公募したまちの人たちは「こんなに大きな雪像を作ったことがない、子どもと一緒に楽しめた」と、たいへん喜んでいました。このようにそこにあるものを利用し、白山麓の器にあったことをすれば長続きもし、地元の人たちにも喜んでもらえるのではないでしょうか。

白山麓の魅力を発信するのは特別なことが必要なのではありません。今自分たちのまわりを見て、日常何気なく思っていることが素晴しいことだと気づくことが大切だと思います。白山麓にはまだまだいっぱい素晴しい誇れるものがあります。それらを多くの人に知ってもらえるように努力し、どんどん動き出していってほしいと思います。そのためにも『自然派マガジン山女』が小さいながらも起爆剤となり、白山麓の皆さんと一緒に奮闘していけたらと思っています。




私たちは白山トンネルに反対します その4

白山トンネルに反対します
会員 岩田隆光
「白山」を世界遺産に登録する運動が存在し、片方ではトンネルを作る。
矛盾したことが同時に進んでいる。おかしな状況です。私はドライブが大好きで、車社会の恩恵をこうむっています。
批判することにたやすいことです。しかし社会のシステムにどっぷり、片棒を担いでいる自分がいます。
こんな痛みを感じていても自分は白山トンネル建設は絶対に反対です。
これ以上に環境を壊し私達に何のメリットがあるのでしょうか。どんなに考えても建設理由を見つけ出すことができません。自然を破壊し、将来に不安を残すことか、未来に対し素晴らしい自然を残すのか。私たち一人ひとりも、よく考える必要があります。
自分は不安より希望を残したいです。

白山トンネルを考える前に・・・・         
会員 家倉平八
これほど多くの山々を抱えている国に、これ以上開発するような場所もない国に、それでもしがみついている土木建築業者がこんなに多い日本の現実。当然その稼ぎ処を確保するために色んな開発を提案していき、その提案は、発展途上国並みに大きな割合を示している国政や地方行政に参加するその業界関係のセンセイ方の、ゴリ押しに繋がってくる。しかし、そのセンセイ方を選んでいるのは、私たち国民であるのはこれまた事実。観光立国でも鉱物資源保有国でもない日本で、自然保護の残る方策の一つとして、土をこね回すことが仕事の土木関連企業の方々に、今、危機的状況になっている同じ土をなりわいにしている農業、林業の世界への転換を国を挙げて進めてもらいたいと思うのは私だけでしょうか?
トンネルといって私が思い出すのが、年に何度も通る安房トンネル。かつては峠を越えるのに行楽シーズンには3~4時間掛かった記憶がありますが、今はわずか数分の距離。当然、排気ガスの量もきわめて少なくなってきて、今、まばらに車の通る峠道はすがすがしい空気に溢れているのを見ると、満更トンネルも環境保護に貢献して無いともいえないと感じるのは愚鈍な考えでしょうか。

「白山トンネル」! これは悪夢か
会員 吉田外儀
「白山トンネル大反対」なのだが、私が聞いたのは20年も前だったか、「岐阜側へと白山の下をくりぬいてトンネル道路をつくる。その目的は経済効果である」というのだった。
その時には、経済効果と云いながら、何というムダを、そして環境問題も加えて、むしろマイナスの方が数倍も大きいのでは――と思い、今でもその考えは変わらなかった。だから、「白山トンネル」なるものを当会報で見れば、このような時代錯誤的なことが今頃なぜ?とさえ思っていた。
私の思いを言うが、まず第一に、「白山トンネル」の話の出た当時と現代では道路事情が別世界のように、全然変わってきている。即ち、利便性と経済効果をどう計算しているのか? 第二に、地球温暖化、環境汚染防止の必要性は、全世界全人類の至上命令となってきている現在、「白山トンネル」とは――。以上二点から考えても正気の沙汰とも思えない。
「白山トンネル」! これは私が悪い夢を見ているのかも知れない。
誰が? 何のために? 私だけでなく、世間にそれを知らせて欲しいものだ。




山歩き

誘われた人 竹中悦子

でかけてみませんか!に誘われて、山歩き、雑木林春の詩へ行って来ました。標高200mの里山、舘裏山です。当日は、曇りで、まだ肌寒さを感じながらのスタートです。
歩き始めの山桜を後にして、間もなくカタクリの群生に出会いました。期待していた以上のかわいいピンクの集団。少し行くと最初の難関、30段位の真っ直ぐ上に登るハシゴ、日常では登ることのないようなハシゴもドキドキで楽しく、上着を一枚脱ぐ位の有酸素運動です。
いよいよ山の中へ分け入ります。山道は、落ち葉でフッカフッカの絨毯。豊かな緑のなごりです。余り人の通らない山道は、猪の足跡、テンの糞もあり動物たちの通り道でもあるようです。木々は、青葉にはまだまだですが、その中で白いタムシバの花が映えて咲いています。ブナの若葉も鮮やか。メジロ・カケスなどの鳴き声も耳に心地よく響いています。隙間から、時折里の家々が見え隠れ。
昼は、おにぎり。カップ麺のいい香りも漂っています。山道は、イワウチワ・ショウジョウバカマ沢山の春の花、足元はカタクリ、身体を低くしての花の撮影会です。
しばらく行くと、倒木で道がさえぎられていました。根の方は土が深くえぐられています。自然に倒れたものとの事。枯れ木には、キノコが生え又、土に返っていくそうです。エコの見本ですね。
もうすぐ山道を終え、林道にさしかかる所でカモシカに遭遇。急な斜面をアッという間に駆けて姿が見えなくなりました。
林道を進んでいくと、左右は杉の林、植林地のようです。そこに差し掛かったとたん、ひんやりと澄んで、空気感が変わりました。林道も、もう終わりです。スタートの山桜の下。帰りの車で雨がポツポツと、天気にも恵まれた山歩きでした。 




環境について考える(18)期待高まる日中の環境教育協力(オリンピック直前の北京に行ってきましたが‥‥)

会員 三津野真澄

今年の3月9~10日、北京へ行ってきました。目的は「日中環境教育基地ワークショップ」での発表です。たった2日間の北京滞在でしたが、現地のすさまじい大気汚染に咽喉、鼻、眼がやられました。
このニュースレターが皆さんに届く5月上旬、北京オリンピック開幕まであと3ヶ月です。はたして無事にオリンピックを開催することができるのでしょうか。(と私が心配してもどうなるものでもありませんが。)ともかくも今回は北京レポートです。

●ウワサどおりの酷さ、北京の大気汚染!
快晴の関空を出発した飛行機からは雪に輝くだいせん大山が望まれ、機は日本海を渡って朝鮮半島の上空を西進。やがて中国大陸に差し掛かる頃から眼下が全く見えなくなりました。大気は暗黄土色の濃厚な層にすっぽりと覆われ、「これが本場の黄砂か」と妙に納得。機内アナウンスはまもなく北京国際空港到着と告げ、機は下降していきますが、黄砂・煤塵ミックスの煙ドームへ落ち込んでいくような感覚でした。  
空港に降り立った瞬間、鼻をつくような濃厚排気ガスの臭い。町に出てみると、広い通りの向こう側がぼやっと霞んで見える程の汚れよう。写真(1)はホテルの窓から朝撮影したものですが、このあと昼間でも太陽は不気味に赤く見えていました。

写真(1)
写真(1)ホテルの窓から見た風景、太陽も粉塵で霞んでいる。

北京の大気汚染の原因は何でしょうか。それは、急速に増えた人口と車、ほとんど無規制同然だった工場排煙、家庭で今も調理と暖房に使われる練炭、オリンピックを前にしての大建設ラッシュ。さらに北方(内モンゴル)や西方(ゴビなど)での沙漠化によって飛来する大量の黄砂です。
私は北京市内の同じ場所に時をおいて3回(10年前、4年前、現在)訪れています。このポイントでの変遷をみるだけでも北京の変貌ぶりが分かりますので、ちょっと紹介しましょう。(線数は全て片側の数)
・10年前…自動車道2車線、自転車道3車線(自転車でいっぱいでした)
・5年前…自動車道4車線、自転車道1車線、地下鉄工事中
・現在…車道5車線、自転車道なし(自転車ごくわずか)、地下鉄完成、近くに高速道路も開通!

●日中環境教育基地ワークショップとは
さて本題はこちらです。現在、中国では深刻化する環境問題の解決に向けて、環境教育を実施する拠点整備に着手しようとしています。日本のODA(政府開発援助)で作られた「日中友好環境保全センター」は、中国側への技術援助として、今年度から環境教育の新規プロジェクトを始めることになりました。
そして、プロジェクトの開始にあたり、今回の「日中環境教育基地ワークショップ」が開催されたのです。

写真(2)
写真(2)日本のODAで作られた「日中友好環境保護センター」

ワークショップ当日には、10の省や自治区から環境教育担当の行政官、環境NGO、大学・教育関係者など60名が参加しました。日本からは日本キープ協会の川嶋直先生と私が、それぞれ日本の自然学校とエコスクール作りについて発表しました。中国側からは各地においての環境教育事業の事例紹介があり、またスウェーデンからはエコ自治体運動の発表がありました。
参加者は大変熱心に聞き入っており、海外の先進的な環境教育に学びたいというニーズの高さが伺えました。

写真(3)
写真(3)3月10~11日に開催された「日中環境教育基地ワークショップ」開会式
 
中国での環境教育は、私から見てですが、これからという感があります。(でもこれは、日本で十分に行われているという意味ではありません、念のため。)
今後ますます環境問題の深刻化が懸念される中国。そして、その汚れた大気や水は国境をたやすく超え、東アジア全体を巻き込もうとしています。中国のみならず、私たち日本にとっても、中国国民の環境意識の向上は差し迫った課題です。
その解決のため、日本が環境教育の分野で中国へ協力することの重要性や可能性を、今回大きく感じました。
帰国の翌日、石川県の空には黄砂が飛来していました(恐らく煤塵も)。『地球はひとつ‥‥。』 日中での環境教育協力、はやく進めたいものです。




事務局短信

2月 3日(火)中山間地及び森林環境税の件で県と協議(3名)
2月 8日(金)理事会及び運営会議(14名)会報77号発送
3月 2日(日)労山総会に出席(1名)
3月 9日(日)第19回総会(27名)
3月12日(水)事務局会議(3名)
3月26日(水)チブリ尾根林道整備について県と話し合い(3名)
4月 4日(金)運営委員会(7名)
4月13日(日)雑木林春の詩パート19(18名)




でかけてみませんか

6月15日(日) クリーン活動 岩屋俣園地
集合:道の駅 鶴来 しらやまさん 8時
参加費:300円(保険料含む)


6月29日(日) 自然観察会 加賀禅定道檜新宮
集合:道の駅 鶴来 しらやまさん 7時半
参加費:300円(保険料含む)


7月19・20日(土・日)チブリ下草刈り
集合:道の駅 鶴来 しらやまさん 6時
保険はこちらでかけます。